3.独学勉強法(午前対策)

3‐1 やさしめの参考書を一読

IT業界での実務経験がある社会人や、情報系の学生を除けば、初めは何から手をつけたらいいのかさえわからない状態だと思います。
そこでまず、やさしい内容の参考書を一通り読み、基礎的な知識をインプットします。
私は栢木先生の基本情報技術者教室を使いました。この参考書は、初心者にもわかるようやさしく解説してくれています。

全分野の知識が網羅的に記載されていてボリュームのある本格派(?)参考書も多々ありますが、私は挫折せずに気軽に読み進められるやさしめの参考書をおすすめします。
そもそも、ここで参考書を読んでいる目的は、すべての内容を覚えることではなく、知識の土台を作ることです。
知識の網羅的なインプットは、次のステップである過去問演習で行う方がはるかに楽ですし、試験で使える知識として定着させることができます。

<参考書の読み方>

基本情報技術者試験の試験範囲は膨大で、初めから全てを覚えようとしても挫折してしまうと思うので、あまり細部にはこだわらず、「内容の30%ぐらいを覚えていればいいや」ぐらいの気持ちでスピーディーに読み進めてください。
実際、30%ぐらい覚えていれば、あとは過去問演習で何とでもなります。

また学習の際には、新しい分野を読み進める前に、前回学習した分野に軽く目を通すようにしてください。
ここで少しでも復習しておくことによって、知識の定着率が大きく変わってきます。面倒ではありますが、5分程度でいいので復習の時間を確保してください。


3‐2 過去問演習

基本情報技術者試験の午前対策では、過去問演習が極めて重要なステップになります。
というのも、午前問題では過去の試験で出題された問題と同じ問題、あるいは同じ形式の問題がかなりの頻度で繰り返し出題されているからです。

過去問題集には、私はかんたん合格 基本情報技術者 過去問題集を使いました。
他にも色々出版されているので、ご自身にとって使いやすそうなものを選んでいただければいいと思います。(ネット上にも過去問を公開しているサイトがいくつかあるので、検索してみるのもいいかと思います。私は一覧性があり解説も詳しく、書き込みもできるというメリットがある本で学習しましたが、ネットでもいいという方はそれでもいいと思います。)

<過去問演習のやり方>

・ここでは本を使った勉強を想定しています。ネットで勉強される方は、ネット用にアレンジしてください。
・私の勉強法では3色ボールペンを用います。以下に3色が出てきますが、この色は好きな色に置き換えていただいて構いません。

@1回分の午前過去問を解きます(問題は繰り返し用いるので、本の問題の部分には解答を書き込まないでください)。この時、答えがわからない問題については勘で解いてもいいですが(試験では勘も大切)、勘で解いたということが分かるように印を付けておいてください。



A採点します。過去問題集は解説が充実しており、ここで知識のインプットができます。ただ単に採点するだけでなく、解説をしっかり読み込むことが重要です(問題を解くより、解説を読むのに時間をかける)。間違えた問題(および勘で解いた問題)には番号に緑色でチェックを付け、解説の中で知らなかったことには緑色で下線を引いておきます。なお、解説を読んでも分からない問題については、参考書で再確認します。

以上@Aを、本に載っている全ての回次の午前問題について行います。


次に、今まで解いた過去問をもう一度解きます(2周目)。
解く問題は、緑色のチェックが付いている問題のみです。
解き終えたら採点し、また間違えた問題(およびまた勘で答えた問題)の番号には青色でチェックを付けます。解説の中で知らなかったことには青色で下線を引いておきます。
解答の中で、緑色の下線が引かれた部分については特によく読み込んでおきます。

2周目の勉強を終えたら、3周目に突入です。
次は青色のチェックが入った問題のみを解き、採点します。
色が変わっただけで、やり方は2周目と同様です。今度は赤色のチェックを付けていきます。

赤色のチェックが付いた問題は、全問題と比べるとかなり少なくなっているはずです。
これらの問題については、さらに繰り返し解いて覚えていきます。試験当日までに、使用した過去問題集中の午前問題は、すべて正解できる状態にしておきます。

最後まで解けない問題の分野に偏りがある場合(苦手分野がある場合)、参考書の中でその分野について解説している部分を熟読しておくといいでしょう。